市販にてスーパーで売られている精製塩と天然塩『岩塩』の違いとは?
- 2023.05.02
- 雑記
日本の家庭で多く普及して使われているのが『精製塩』です。
塩には、精製塩以外にも天然塩がございます。
『精製塩よりも天然塩の方が体にいいって本当?』
『精製塩と天然塩ってどう違うの?』
などと気になっておられませんでしょうか?
そこで、今回の記事では『精製塩』と『天然塩』の違いを徹底解説します。
毎日使う塩のことが気になられる方は、ぜひ最後までご覧ください。
精製塩とは
精製塩(読み方:せいせいえん)とは、主に輸入塩とされる『原塩』を溶解して精製された塩のことです。
スーパーなどにて市販で販売されている食卓塩・テーブルソルトの多くは、精製塩に該当します。
精製塩の定義は、塩化ナトリウムが(NaCl)99.5%以上の純度であり、
塩辛さとサラサラとした質感や大量生産に優れている点が特徴です。
日本における精製塩の製造方法は、『イオン膜』を使ったものが主流になります。
イオン膜には、
- ナトリウムなどの陽イオンだけを通す
- 塩化物など陰イオンだけを通す
の2種類があり、この膜を交互に並べて箇所に海水を通して濃い海水を精製します。
濃い海水を煮詰めて結晶し、乾燥させてサラサラにさせて精製塩の完成です。
精製塩と天然塩『岩塩』の違い
精製塩と天然塩『岩塩』の違いは、カルシウム・カリウム・マグネシウム・ナトリウムなどの
ミネラル成分とひとくくりにされているものが含まれているかどうかです。
通称『粗塩』とも呼ばれる天然塩には、天日塩・海塩・岩塩などがありますが、
ここでは梅研本舗の岩塩に含まれる分析結果を例に説明します。
梅研本舗のクリスタル岩塩は、パキスタンのヒマラヤ山脈で採掘されたものを化学的な工程を通さず天然塩として販売。
カルシウム・カリウム・マグネシウム・ナトリウムなどのミネラル成分が含まれていることを検査済みです。
これらの成分を多く含む天然塩は、塩味の中にほんのりと感じられる甘み・まろやかさが特徴的。
一方精製塩は、海水から塩化ナトリウムのみを取り出す『イオン交換膜法』という製法で作られます。
この手法で作られた精製塩は、
- 大量生産しやすい
- 不純物が良く取れる
- 粒子が均一
などの特徴があり、販売者側の視線で見れば優秀な商品となるでしょう。
しかし、その過程で天然塩に含まれるミネラル成分なども取り除かれてしまいます。
そのため、天然塩本来の甘み・まろやかさも取り除かれた塩辛さのみが残ってしまうのです。
なぜ精製塩が『危険』『体に悪い』と言われているのか
精製塩は、海塩からミネラルを排除した塩化ナトリウムであると先ほど紹介しました。
ミネラルが失われた精製塩などを体内に摂取することで、本来のバランスを取り戻すために
- カリウム
- マグネシウム
- カルシウム
など結合相手の原子を探します。
その結果、ミネラルを含む岩塩などの天然塩と比べて、
精製塩を長く摂取していると
- 体内のミネラルバランスが崩れるのでは
- 高血圧の原因になるのでは
などが懸念されているのです。
日頃摂取する塩だからこそ、長い目で見て体のことを考えてどの塩を使えば良いのか考える必要があるのかもしれません。
何故日本では精製塩がポピュラーなのか
日本では精製塩がポピュラーなのに対して、世界では岩塩がポピュラーです。
この違いは何故出てくるのか気になるところではないでしょうか?
日本には、海外のように岩塩鉱山や塩湖が無いため、採掘によって塩が手に入らない環境です。
海水から塩を作るには莫大な手間とコストが発生してしまいます。
国内で生産できる塩の量は年間100万tに対して、国内における消費量は約800万t。
(家庭・工業用・食品加工用なども含めて。)
国内に塩が足りないけど、塩がないと人間の生命維持も工業も成り立ちません。
国として弱体化することなく塩を手に入れるために、下記の国策・専売制度が取り組まれました。
- 1904~1905年の日露戦争を機に製塩事業者に対して効率的な製塩を行うように国から指導。
- 1952年 輸入塩に炭酸マグネシウムを添加した『食卓塩』が低価格で全国に流通。
- 1971年 『塩化ナトリウムだけを含んだ塩を作る製法』でしか生産してはならない法律が誕生。
1997年に専売制度が終了するまでの間、ごく一部の人を除いて、
ほぼ塩化ナトリウムしか含まれない精製塩を使わざるをえない状況が長く続いたのです。
専売制度終了に伴って輸入が解禁となった現在、国内で製塩を行ったり、岩塩を輸入するなどが可能となりました。
精製塩・天然塩を見分けるにはどうすれば良い?
塩のパッケージ裏・原材料名に『この商品は天然塩です。』と記載していれば
精製塩か天然塩か見分けることは楽でしょう。
ただ、スーパーなどで並んでいる市販の塩パッケージには、
- 天然
- 自然
などのキーワードは入っていません。
というのも、これらの言葉は消費者に誤解を与えないようにパッケージへの記載が規制されているからです。
原材料名として使える言葉は
- 海水
- 海塩
- 岩塩
- 湖塩
- 天日塩
などと決まっています。
そこで、精製塩か天然塩か見分けるためにパッケージを確認する項目としてオススメするのが
- 製造工程
- 塩化ナトリウム(食塩相当量)
の2つです。
製造工程
製造工程におけるキーワードを確認すれば『精製塩か天然塩か』を見分けやすくなります。
製造工程において天然塩でよく使われているキーワードが下記です。
- 再生自然塩
- 平窯(密閉していない窯で煮詰めて塩の結晶を作る)
- 天日(天日や風を使って塩分を濃縮)
- 粉砕(塩の塊を砕いて小さくする)
一方、精製塩の製造工程で使われているキーワードは下記になります。
- イオン膜(イオン透過膜にて塩分を精製)
- 立窯(密閉した窯で平窯より効率的に塩の結晶を作る)
- 乾燥(加熱などによって塩から水分を蒸発させる)
- 溶解(天日塩・岩塩などを溶かして濃い塩水を作る)
塩化ナトリウム(食塩相当量)
また、『塩化ナトリウム』も見分けるための確認項目としてオススメです。
「食塩相当量」と表記される場合もありますが、意味は同じになります。
『塩化ナトリウム…99%以上』と記載されている場合、精製塩の可能性が高いです。
(天然塩で塩化ナトリウム99%以上もあるので注意が必要。)
商品によって、塩化ナトリウムではなく『ナトリウム』と記載されてる場合がありますが、
ナトリウム × 2.54 = 塩化ナトリウム
の式で換算できます。
精製塩から天然塩に切り替えるなら『クリスタル岩塩』がオススメ
毎日の食生活と一緒に塩を見直すならば『クリスタル岩塩』がオススメです。
先ほども紹介した通り、クリスタル岩塩には、
- マグネシウム
- カルシウム
- カリウム
などのミネラル要素が含まれていると試験で立証されています。
『化学的な工法によってミネラルも取り除かれた』
という心配が一切ない天然ヒマラヤ岩塩。
口に含んだ時に塩辛さよりも旨味の広がりが感じられて食材の旨味を最大限まで引き上げる特徴もあります。
安心安全なクリスタル岩塩を提供するために、26ある鉱脈のうちから、
『高品質』『安定的』に岩塩を採掘する工場と提携しております。
また、粉砕工場は世界中にある複数の食品規格に認証済みです。
食品を製造する工程においても、HACCPを導入しております。
HACCPとは、危害を起こす要因を分析・管理して被害を未然に防ぐ取り組みのことです。
また、
- 財団法人塩事業センターでの検査済み
- 食品輸入許可を取得
- 食品衛生責任者が会社に常駐
- 保健所の営業許可を取得
などにも取り組み、クリスタル岩塩を含む食の安全・安全性を保持しています。
梅研本舗のクリスタル岩塩は4種類の粒の大きさ
クリスタルソルトは、他のヒマラヤ岩塩と比べて、食塩としての塩化ナトリウム純度が高い塩であるため、
1.パウダー
2.あら塩
3.小粒
4.ブロック
の4種類をご用意しました。
舌で感じる塩味は、
小さい粒…一気に塩味が広がって辛さを感じやすい
大きい粒…ゆっくり広がって塩味をまろやかに感じる
など、粒の大きさと形によって感じ方が異なります。
それぞれの特徴や使い方などを順番に紹介しますので、目的に合った「高級クリスタル岩塩 – クレールソルト -」をお選びください。
1.小麦粉のように細かいクリスタル岩塩『パウダー』
パウダータイプは、食材への浸透の良さが特徴です。
浸透の良さの秘密は、小麦粉のような細かさにあります。
味が染み渡りやすいため、
・肉や魚の下味
・野菜の塩もみ
などにおいて時間を短縮できるメリットがあります。
つけ塩として使う場合、パンチが効いた塩味が強く感じられ、舌に長く残りません。
<オススメの使い方>
・肉や魚の下味
・つけ塩
・浅漬けや塩もみ
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岩塩パウダーを入れる容器もセットでお探し中の方には、
『2wayスパイスボトル L付き』がおすすめです。
2wayスパイスボトルLは、フタを指でスライドするだけで岩塩パウダーが出る量を切り替えることができます。
また、専用の小さじスプーンが付いており、すり切りが出来てスムーズな調理が可能です。
2.使い勝手抜群なクリスタル岩塩『あら塩』
パウダーよりも少し粗めに粉砕し、サラサラしていて使い勝手抜群なのがあら塩タイプです。(粒の大きさ:0.15~1mm)
あら塩タイプは、均等に振りかけられるため、味付け全般に使えて湯気が出る調理中にも向いています。
パウダータイプと比べると、まろやかな塩味になり、瓶に入れて卓上塩としても使えるでしょう。
初めての高級ヒマラヤ岩塩クレールソルトで、どのタイプにしようか迷われた方は、まずはあら塩タイプがおすすめです。
<オススメの使い方>
・味付け全般
・サラダや果物
・振り塩
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あら塩を入れる容器もセットでお探し中の方は、
「2wayスパイスボトル S付き」がイチオシになります。
2wayスパイスボトルSは、フタを指でスライドするだけであら塩が出る量を切り替えること可能です。
そのため、料理をしていて塩が必要な時に片手で素早く使用できます。
また、手のひらに収まるコンパクトサイズなので、テーブルの上に置いても場所を取りません。
3.ミルで挽いて使うクリスタル岩塩『小粒』
キャンプブームに伴って人気が出てきたのが小粒タイプです。(粒の大きさ:2~5mm)
小粒タイプは、ざらめを大きくしたような形状で、岩塩ミルで挽いて使います。
梅研本舗で取り扱っているミルは、挽く細かさを調節できるため、
細かめ…から揚げ、天ぷら
標準…おにぎり、目玉焼き
粗め…バーベキュー、ステーキ、サラダ
など、料理に合わせてヒマラヤ岩塩の細かさを変えられます。
粗めに挽いた場合、まろやかな塩味が長く口に残るため、風味が強い肉とも相性抜群。
ミルで挽かないそのままの状態でも、
・酒のつまみ
・熱中症対策のタブレット
などとしてもオススメです。
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岩塩ミルもセットで欲しい方は、ぜひこちらのミル付きクリスタルソルトをお買い求めください。
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4.おろし金で削って使うクリスタル岩塩『ブロック」
美味しさだけでなく、クレールソルトの美しさも楽しめるのがブロックタイプです。
岩塩ブロックは、パフォーマンス性に優れており、目で見ても楽しめます。
岩塩ブロックの使い方は、
・おろし金で削る
・金づちで叩いて小さくする
・そのまま煮物などの煮込み料理に入れる
など様々です。
持ち運びやすくて携帯性に優れているため、
・キャンプで料理をする時
・食卓やテーブルのオブジェ
としても最適でしょう。
また、浄化用として盛り塩の代わりにお使いいただくことも可能です。
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岩塩を削るおろし金もセットで欲しい方は、こちらのクリスタルソルトブロックおろし金付きがおすすめです。
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5.「パウダー」「あら塩」「小粒」の中から2種類選べるクリスタル岩塩2パックセット新登場!
様々なタイプの「高級クリスタルソルト-クレールソルト-」を紹介しましたが、
どのタイプにしようか迷われませんか?
そんな方には、
・パウダー 150g
・あら塩 150g
・小粒 150g
3種類の中から、2パック選べるセットをオススメします。
色々な「高級クリスタルソルト-クレールソルト-」を食してみたい方は、ぜひこちらの選べる2パックセットをお試しください。
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5.クリタル岩塩4タイプとおろし金のセット
クレールソルトの4タイプ、
・パウダー
・あら塩
・小粒
・ブロック
に加えて、おろし金が付いた「高級岩塩クレールソルト4パックセット」もございます。
・どのクレールソルトにしようか迷っている
・全てのタイプを試してみたい
・岩塩ブロックを削るおろし金を持っていないからセットで欲しい
そんな方々は、ぜひクレールソルト4パックセットをお試しください。
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